2012年3月13日火曜日

史跡/聞修寺山門


「龍潭山・聞修寺(りゅうたんざん・もんしゅうじ)/山門」

所在地 : 神奈川県厚木市小野

 聞修寺は、厚木市の西部、丹沢山系の大山山麓にある七沢温泉郷へ向かう途中の小野地区、渓流「日向渓谷」を源流とする「玉川」の田園風景の広がる畑のやや奥まったところにある。 山号を「龍潭山(りゅうたんざん)」 といい、臨済宗南禅寺派の古刹である。
 「新編相模国風土記稿」によると、室町時代に開かれた寺院であり、延文年間(1356年~61年)に建てられたとも、明徳2年(1391年)に開かれたともいわれ、多くの子院(三十四の子院ともいわれている)をもつ大寺院であったと伝えられている。 明応年間に小田原北条氏の攻撃により七沢城落城の時に、当寺も山門を残してすべて焼失してしまい、久しく廃寺となってしまった。昭和27年に宗教法人として再興されたが、長い間荒れ放題であったため、現在もまだ再興の途上とのこと。
 

















参道入口にある山門の案内板(厚木市教育委員会)によると、山門の建築年代は16世紀末~17世紀前期(推定)と書かれている。桃山時代~江戸時代前期の頃と推定。

 現在、厚木市有形文化財に指定されている。






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