2012年11月22日木曜日

小雪(しょうせつ)

 本日は、二十四節気で言うところの「小雪(しょうせつ)」。
陰暦の10月中(神無月中(なか)の頃、陽暦では11月22日前後とされ、「寒さもまだ深まらず、雪もわずかである」という意味。
 また、『暦便覧』には「冷ゆるが故に、雨も雪となりて、くだるがゆえ也」とあるように、日中の日差しも弱まりて、朝夕の冷え込みも一段と厳しくなる頃。

 立冬から数えて15日ほど経過し、関東南部の平地でも神社や公園の木々の紅葉が見頃となる頃であるが、南北に長い日本列島、北国からは本格的に雪の便りが届き、関東地方でも標高の高い所では雨が雪やみぞれに替わる頃でもある。 
ちなみに、すでに紅葉の身頃も過ぎた奥日光の最近10年間の平均の初雪は11月7日頃である。
 
 北国・北海道の今年の初雪は11月18日と遅く、なかでも旭川は過去最も遅い記録であった1927年11月13日の記録を抜き、1888年の観測開始以来、もっとも遅い記録となり、平年より26日、昨年より46日遅くなった。
また、札幌では1876年の統計開始以来、1890年11月20日の記録に次ぐ、史上2番目に遅い初雪となった。これは平年より21日遅く、昨年より4日遅かった。

 なお、気象庁がこの夏に発表していた長期予報では、「エルニーニョ現象」の発生で、今年の冬は「暖冬」になるとの予報であったが、本日の気象庁が発表した3ヶ月予報によると、この冬まで続くと考えられていた「エルニーニョ現象」が、どうやら終わってしまったらしく、今年の冬は例年よりやや寒くなるとのこと、「節電の冬」を迎えさっそく寒さ対策を準備しよう。