カタクリ
カタクリの花 |
(花 名)
カタクリ(片栗)
(分 類)
ユリ科 カタクリ属
(分 布)
早春の3~5月ころの山野に紅紫色の花を咲かせる代表的な花の一つで、群落での開花期間は2週間程と短い。 種子から発芽し、開花にいたるまでは7~8年を要するとも言われていて、群生することが多いい。
北海道から本州、四国、九州の平地から山地の林内にかけて広く分布し、とくに、中部地方以北の比較的日光の差すブナ、ミズナラ、イタヤカエデなどの落葉広葉樹林の林床に群生することが多いい。
ただ、昔は全国各地の落葉広葉樹林の林間で広く見られたが、近年では乱獲や盗掘、土地開発などによる生育地の環境破壊などによって自生地が極減している。
最近では地元住民らによる群生地の育成保護活動により、観光名所になっている所もある。
かつてはこの球根(鱗茎)から抽出したデンプンを片栗粉として料理に用いていたが、精製量がごくわずかであるため、近年は主にジャガイモやサツマイモから抽出したデンプン粉から片栗粉がつくられることが多いい。
カタクリの花 (2016/03/30) |
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(撮影日)
2016.03.30
(開花情報)
やや盛りをすぎ、花の終わり頃か。
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