(コース概要)
(広沢寺から大釜弁財天、七曲峠を経由し、日向山から日向薬師へ下る散歩みち)
・前半は、東丹沢七沢観光案内所(「七沢温泉入口」バス停下車)を起点として、七沢城主「上杉定正」ゆかりのお寺「徳雲寺」を訪ね、さらに七沢川を広沢寺方面へと遡り、広沢寺から大釜弁財天へとのんびりと歩く。
特に新緑の季節には、小さな茶畑の緑と山里の風景が心を和ませる。
・後半は、大釜弁財天からは、山越えの道となり、杉林の斜面(七曲り)を登ると日向山を越え、十字路峠を経由して日向薬師(薬師堂)へと下っていきます。
(コース)
1.東丹沢七沢観光案内所 →(50分/2.5㎞)広沢寺(広沢寺温泉)
・ 東丹沢七沢観光案内所→ 県道・分岐 → 「七沢城跡」 → 徳雲寺 → 七沢荘 → 「河鹿の沢」バス停 → 広沢寺入口(地蔵像)→ 広沢寺(広沢寺温泉)
2.広沢寺(広沢寺温泉) →(70分/2.3㎞)日向山
・広沢寺(広沢寺温泉) → 広沢寺入口(地蔵像)→ 愛宕神社/マス釣場 → 林道・分岐 → 滑岩(弁天岩) → 大釜弁財天 → 日向山登山道入口 → 七曲峠 → 日向山
3.日向山 →(60分/2.0㎞)「日向薬師」バス停
・日向山 → 十字路峠 → 薬師林道(駐車場) → 日向薬師(薬師堂) → 仁王門 → 日向薬師入口 → 「日向薬師」バス停
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(所要時間)
・約3時間/歩行距離:約6.8km (時間/距離ともに参考程度とする)
(備 考)
・記 録:2016年 05月01日
・アクセス:東丹沢七沢観光案内所(本厚木駅から「七沢温泉入口」までバス)
:日向薬師(「日向薬師」から伊勢原駅までバス)
(バスの時刻・料金等は神奈川中央交通HPで確認して下さい)
(動 画)
●YouTube 広沢寺・日向山散歩(https://youtu.be/-S1e6sdSiek)
(広沢寺・日向山散歩みち)
広沢寺・日向山散歩/独案内
1.起点・東丹沢七沢観光案内所から広沢寺へ
■ 出発は、「七沢温泉入口」バス停そばの「東丹沢七沢観光案内所」(厚木消防・七沢分署の右隣り)から広沢寺へ。
● 「七沢温泉入口」バス停で下車。
(「七沢温泉入口」バス停) |
● 東丹沢七沢観光案内所は、消防・玉川分署の右隣りにある。
(東丹沢七沢観光案内所) |
● 県道64号・分岐を左へ入り、七沢温泉/七沢病院方面へ。
(県道・分岐) |
● 温泉旅館「盛翠苑」前を通り「七沢城跡」バス停の先で、右の小道(七沢荘への坂道)へ入る。
(「七沢城跡」バス停・分岐) |
● 坂道の途中、左の高台に「徳雲寺」がある。
(「徳雲寺」前の坂道) |
● 徳雲寺と伝・上杉定正供養塔。「吉祥山・徳雲寺」といい、臨済宗・建長寺派(鎌倉市・建長寺)のお寺。境内には室町期の七沢城主・上杉定正の墓と伝わる供養塔(五輪塔)がある。
以前は、境内奥の高台の斜面に建っていたが、近年(平成26年)、敷地内の墓苑を整備する際に、現在の場所に移され、立派な石碑が建てられている。
(吉祥山・徳雲寺) |
(伝・上杉定正供養塔) |
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● 日帰り温泉「七沢荘」前を通り、七沢川沿いに左の小道に入る。
(「七沢荘」前) |
● 小道は、七沢川の小橋を渡り、広沢寺温泉へ通ずる(七沢川の小橋)する。
(七沢川の小橋) |
(七沢川の小橋) |
●(「河鹿の沢」バス停・鐘ヶ嶽ハイキングコース分岐)
(「河鹿の沢」バス停・分岐) |
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■ 七沢川の「二の橋」手前で右に入ると広沢寺(こうたくじ)がある。分岐には「下向き地蔵」と呼ばれている地蔵尊像がある。
● 広沢寺/広沢寺温泉・入口の石仏(地蔵尊)
(広沢寺/広沢寺温泉・入口) |
● 広沢寺(こうたくじ)「太冨山 広沢禅寺」曹洞宗のお寺。七沢城主の上杉定正の菩提寺とも言われている。本堂には「豆腐地蔵」の伝説で知られる地蔵尊像が安置されている。門前には、広沢寺温泉(一軒だけの温泉旅館)がある。
(広沢寺) |
2.広沢寺から日向山へ
■ 広沢寺から「下向き地蔵像」の分岐まで戻ると、七沢川を渡り、「大釜弁財天」へ向かう。
● 広沢寺から七沢川の橋を渡り、大釜弁財天へ。
(広沢寺/広沢寺温泉・入口) |
●(愛宕神社/マス釣場)
(マス釣場) |
(愛宕神社) |
● 林道・分岐では、左の「大沢林道」を登って行く。(右は、不動尻方面へ向かう「二の足林道」)林道入口には獣害防護柵が設置されている。(扉を開けて入ったあとは、必ず扉を閉め、元の様に留め金具で閉まっている事を確認する。)
(林道・分岐) |
● 林道を少し歩くと、右の川の対岸に通称・弁天岩(但し地元では昔から滑岩・なめりいわという)と呼ばれる岩場が見えて来る。昔から「広沢寺の岩場」で知られるロッククライミングのゲレンデ(練習場)である。神奈川県下はもとより、週末には東京や千葉辺りからもトレーニングにやってきた。昔は県道のバス停から30~40分ほど歩いてやってきたが、近年は車でくる人も多くなり、林道の路上駐車、ゴミ投棄、焚火や、トイレ問題などで地元住民の反感をかい、特に岩場を含め周辺山林(私有地)の地主から入山禁止の声が度々上がり、問題となっていたが、以前はとにかくマナーが悪かったが、最近はどうなんだろうか。対岸から時々眺めるだけでもう岩場を訪れることもなくなってしまったが。
(滑岩・弁天岩)) |
● 「滑岩」を過ぎると、次第に川音が近くなり、右手に大釜弁財天の石の鳥居が見えて来る。水の神様でもある弁才天を祀り、その化身とされる蛇形の石像が祀られている。
日照りが何日も続くと、村の若者たちが滝つぼに飛び込み、雨乞いをしたと言う。
(大釜弁財天) |
● 「大釜弁財天」を過ぎると、林道の左に日向山・登山口がある。道は七曲りと呼ばれる杉林の斜面を上って行く。
(日向山・登山口) |
● 七曲り峠は、右に日向山、左に見城、正面は薬師林道へと下る十字路となっている。峠から日向山へは、なだらかな尾根道を行く。
(七曲り峠) |
● 日向山(標高:404m)、山頂は林に囲まれ、南東側にわずかに展望が。
(日向山・山頂) |
● 山頂には、弁才天を祀っていたと言う、石祠(天明8年・1788年)が残されている。
(山頂の石祠・弁天様) |
3.日向山から「日向薬師」バス停へ
■ 日向山からは、十字路峠を経由し、薬師林道を横切り日向薬師へ下る。
● 日向山頂からは、右の尾根を十字路峠へ下る。
(日向薬師への道しるべ) |
● 十字路峠からは、左斜面を薬師林道へと下る。
(十字路峠) |
● 薬師林道の駐車場を横切り、日向薬師・薬師堂へ
(薬師林道・駐車場) |
● 日向薬師・薬師堂は現在(2016年)「平成大修理」の工事中だが、今秋(2016年9月)には完成の予定。
(日向薬師・薬師堂) |
●(工事前の薬師堂)
(工事前の薬師堂) |
● 日向薬師・参道を下り「日向薬師」バス停へ
(日向薬師・参道) |
●(日向薬師・仁王門)
(日向薬師・仁王門) |
●(日向薬師・入口)
(日向薬師・山門) |
● 日向薬師・山門を出たところで、車道を右へ行くと「日向薬師」バス停がある。
(「日向薬師」バス停) |
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