ソバ
ソバの花 |
ソバ(蕎麦)
(分 類)
タデ科 ソバ属
(分 布)
原産地はインド、チベット、四川省西部などが想定されている 一年草。
日本では食用として主に実を製粉し、麺(蕎麦)や蕎麦掻(そばがき)等の料理にする。
種を撒いてから70-80日程度で収穫でき、痩せた土地でも成長し結実することから、救荒作物として5世紀頃から栽培されていた。
日本では、弥生時代にすでに焼き畑農法で利用されていと考えられていて、主に稲作の出来ない山間地(水田の作れない傾斜地や高冷地など)などで、米や麦の代替穀物として古くより栽培され、焼畑農業の主穀物でもあったといえる。
花の色は白、淡紅、赤色などがあり、茎の色は緑、淡紅、濃紅で、実の果皮部分は黒、または茶褐色などをしている。 種の撒く時期の違いにより、春播きの夏蕎麦と夏播きの秋蕎麦とよばれ、一年に2度収穫できるところもある。
実蒔原のそば畑 (2012/10/24) |
伊勢原市日向/実蒔原
(撮影日)
2012.10.24
(開花情報)
いつも通る実蒔原の畑に、今年はそばの花が咲いていた。
畑の持主の方の都合で、毎年植えられているわけではないけれど、最近では「そばの花」を見る機会もめずらしくなってきたように思われる。
それでも、国の減反政策の奨励金で全国的には休耕田にそばを植える農家も少しだが増えているらしい。
そばの花 |
そばの花 |
藤野の赤ソバ畑 (2015/10/15) |
伊勢原市日向/藤野
(撮影日)
2015.10.15
(開花情報)
秋そば(白い花)の実が熟す頃、神奈川県内ではまだ珍しい赤そばの花が満開の季節となった。
全国的に秋の野山を彩る観賞用として植えられることも多く、藤野地区でも近年、休耕田に赤そばの花が咲いているのが見られるようになった。
藤野の休耕田に、赤ソバの花が満開に咲いていた。 最近になって植えられたものか、昨年までは無かったように思われるが、今年初めて気付き、あぜ道の近くまでお邪魔してみた。(近くに持ち主の方が居られなかったのでお断りも無く、申し訳ありませんでした。)
全国的に秋の野山を彩る観賞用として植えられることも多く、藤野地区でも近年、休耕田に赤そばの花が咲いているのが見られるようになった。
藤野の休耕田に、赤ソバの花が満開に咲いていた。 最近になって植えられたものか、昨年までは無かったように思われるが、今年初めて気付き、あぜ道の近くまでお邪魔してみた。(近くに持ち主の方が居られなかったのでお断りも無く、申し訳ありませんでした。)
近年、遊休地の活用や観賞用として、地域の観光化のために栽培されることもあるようで、ピンク色の絨毯(じゅうたん)を敷き詰めたように広がる風景は絵にもなる。
赤そばの花 |
赤そばの花 |
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